開催終了 企画展

シャガール版画展

シャガール 版画の世界

2014年2月1日(土) ~ 2014年4月6日(日)

マルク・シャガールは、1887年白ロシア(現在のベラルーシ共和国)のヴィテブスクに、ユダヤ人一家の長男として生まれ、1985年南フランスのサン・ポール・ド・ヴァンスの自宅で没しました。
ほぼ1世紀にわたる彼の生涯は、第一次世界大戦、ロシア革命、第二次世界大戦という20世紀の激動の時代と共にありました。
ナチスによるユダヤ人迫害を含め、こうした悲惨な現実を体験しながらも、シャガールは、少年時代の原風景とも言える故郷の街並みや人々、青年期を過ごしたパリの風物などを、奔放な想像力と華麗な色彩で、自分自身の夢と幻想を織り交ぜながら詩情豊かに描き続けました。

特に版画作品は、「ダフニスとクロエ」や「サーカス」のように、シャガール独特の詩情と色彩が、華麗な光の中で戯れているものから、「死せる魂」といったロシア的物語の世界が、モノクロームの形象表現で、豊穣に綴られている作品まで、多様な魅力を湛えています。

本展は、シャガールが特に関心を持った、故郷への想い、愛の讃歌、物語の世界、サーカスへの憧憬といったテーマを、シャガールの版画作品によって紹介しました。

【展示内容】
『死せる魂』1923-27年 1948年刊行 当館蔵 全96点
『ポエム』1962-67年 1968年刊行 当館蔵 全24点
『寓話』1927-30年 1952年刊行 群馬県立近代美術館蔵 全100点 ※
『ダフニスとクロエ』1957-60年 1961年刊行 群馬県立近代美術館蔵 全42点  ※
『サーカス』1967年 群馬県立近代美術館蔵 全38点 ※
※印は展示替えあり
 前期展示:2月1日(土)-3月2日(日) 後期展示:3月4日(火)-4月6日(日)

会期
2014年2月1日(土)~4月6日(日)
観覧料
一般500円(400円)、大高生250円(200円)
※( ) 内は20名以上の団体割引料金
※中学生以下、障害者手帳等をお持ちの方とその介護者1名は無料。
※震災で避難されてきた方は無料で観覧できますので、受付でお申し出ください。
主催
群馬県立館林美術館
協賛
Traxon e:cue

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