開催終了 企画展

動物、アートとなる

親子のための美術展 動物、アートとなる

2003年7月19日(土) ~ 2003年9月7日(日)

原始時代から表されてきた豊かな動物表現の中から、特に近現代の西洋絵画、日本の洋画、彫刻作品に焦点をあて、全109点を5章に分け展示した。
第1章「くらしとまつり-人間と動物のかかわり」では、風景表現とともに牧畜や農業に従事する人間と動物の姿を写実的にとらえたバルビゾン派の画家たちのなかから、とりわけ動物画を得意としたコンスタン・トロワイヨン、シャルル=エミール・ジャック、アレクサンドル・ドフォーなどの作品を紹介した。また、闘牛、競馬、サーカスなど、祝祭的場での動物を表したピカソなどの作品も紹介した。第2章「まなざし-主役となった動物たち」では、彫刻作品を中心に、飼い慣らされた動物たちを表現した20世紀に入って以降の作品を、第3章「あつめる心-博物誌の世界」では、デュフィ、エルンスト、ピカソ、ムーアによる動物をテーマとした版画集を展示した。第4章「ゆめ-画家の想像力」では、幻想的な視点、またはシュルレアリスム的視点から動物を捉えた作品群を展示し、第5章「メッセージ-現代作家より」では、1980年代以降の現代美術作品を中心に紹介した。第5章に含まれる、ミヤタケイコ氏と三沢厚彦氏による作品を展示室1に展示し、他の作品は展示室2から4にかけて、ほぼ章立てに従って展示した。
出品作家、三沢厚彦氏による公開制作では、チェーンソーで木を削りながら作品を制作して行く過程を実際に見ることができた。同じく出品作家であるミヤタケイコ氏を講師としたワークショップも行い、好評を得た。創作体験コーナー「みんなのアトリエ」では、カラーねんどを使って小さな動物を造った。

会期
2003年7月19日(土)~9月7日(日)
観覧料
一般400円(320円)、大高生200円(160円)
※( )内は20名以上の団体割引料金
中学生以下、障害者手帳等をお持ちの方とその介護者1名は無料
主催
群馬県立館林美術館

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