開催終了 企画展

藤牧義夫展

生誕100年 藤牧義夫展-館林に生まれた創作版画の異才

2011年7月16日(土) ~ 2011年8月28日(日)

群馬県館林出身の藤牧義夫(1911-1935?)は、創作版画の分野で1930年代に活動した木版画家である。1911年館林市に生まれ、少年期から絵の才能を示したが、16歳で上京し働きながら独学で木版画を学んだ。新版画集団に参加するなどして頭角をあらわしたが、1935年に行方が分からなくなってしまう。
藤牧は、大震災後に復興した1930年代の東京の風景を、上野や浅草などの町並みを主題に、独特の彫りによる木版画で表現し、また近世の伝統を継承しつつ、現代的な感覚で隅田川などに取材する、長大な白描絵巻を描いている。藤牧義夫は、ごく短い制作活動のゆえに、幻の版画家として一度は埋もれかけたが、1978年の展覧会(かんらん舎)により再び注目を浴びて、それ以来関東圏や地元館林を中心に着実な調査が重ねられてきている。
本展は生誕100年を記念して、群馬県立館林美術館と神奈川県立近代美術館との共同で企画したものである。藤牧の生前に残された版画・素描・白描絵巻・資料の展示ならびに、白描絵巻の全貌を把握できる映像展示を加えて、作品・資料点数100点程度で構成した。

会期
2011年7月16日(土)~8月28日(日)
観覧料
一般500円(400円)、大高生250円(200円)
※( ) 内は20名以上の団体割引料金
※中学生以下、障害者手帳等をお持ちの方とその介護者1名は 無料
主催
群馬県立館林美術館、神奈川県立近代美術館、読売新聞社、美術館連絡協議会
協賛
ライオン、清水建設、大日本印刷、損保ジャパン、日本テレビ放送網
協力
多摩美術大学造形表現学部映像演劇学科研究室
巡回予定
神奈川県立近代美術館 鎌倉 2012年1月21日(土)-3月25日(日)

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